茨城県水戸市の出張ペット火葬事業「ペットセレモニー永遠」様の宣伝一式をお手伝いさせていただきました。2014年1月頃に依頼をいただき、3ヶ月間でホームページとパンフレットを作成。2014年4月にリスティング広告を開始しました。
リスティング広告開始当初は全く反応がとれなかったのですが、何度も改善を加え、今は毎月15〜35件ほどの問い合わせが入る状態になっています。
全体の成果概要
- リスティング広告開始2ヶ月で1日1件強の問い合わせ
最初に行った広告媒体の選択
広告宣伝を行っていく際には、ターゲットを明確にし、ターゲットが依頼する際によくチェックする媒体で宣伝しなければいけません。ペットが亡くなった時にペットの火葬を依頼する人の行動パターンを読み取ると、4つのパターンが考えられました。
- ネット検索してペット火葬業者を探す
- 友人・知人にペット火葬業者を紹介してもらう
- 動物病院の先生に相談して、オススメの業者を教えてもらう
- タウンページで調べてペット火葬業者に問い合わせる
この4つの行動パターンの内、最も効果があるだろうとクライアントと一緒に選んだ媒体はホームページとパンフレットでした。
ホームページは作っただけでは見てもらえないため、1ページ完結型のランディングページを作成し、キーワード検索で広告が表示されるリスティング広告(google adwards、yahooスポンサードサーチ)を設定しました。また、今はスマートフォン利用者も多いため、PCサイトで表示されている内容をスマートフォンでもストレス無く見れるようにスマートフォンに最適化したページも作成しました。
パンフレットに関しては、動物病院に置いてもらったり、口コミで広がっていく事を期待して作成しました。
実際の広告・宣伝の成果について
結果としては、問い合わせのほとんどが携帯のネット検索によるリスティング広告経由。
動物病院にパンフレットを置いてもらったりもしたのですが、パンフレットからの問い合わせは1度も聞けずに終わりました。
今は、本当にネット社会なんだなと強く実感できます。
問い合わせ時に使用しているデバイス(機器)について
インターネットといっても使用しているデバイス(機器)によって対策の仕方が変わってきます。基本的にB2B(企業を対象にしたビジネス)はPCサイトがメインで、B2C(一般消費者を対象にしたビジネス)は携帯メインと言われていますが、ペット火葬事業にもそれはピッタリ当てはまりました。
ペット火葬を依頼する人の気持ちを考えると、余計、身近にある携帯(モバイル)を使ったネット検索が多いのだと思います。
クリックされたデバイス(機器)の割合
2014年4月9日〜2015年7月28日の間で52,376回表示され、3,570回クリックされた内の割合になります。
- 携帯(モバイル):73%
- PC:22%
- タブレット:5%
約70%が携帯経由。携帯はもはやサブではなく、メインのデバイスになっています。
PCサイトばかりに力を入れていてモバイル対応のホームページを作っていない会社を良くみかけますが、それではもうダメです。携帯にもっと力を入れないといけない時代になっている事をしっかりと把握しておかなければいけないですね。
反応率6.7%を達成したターニングポイントとは?
今回のペット火葬事業は、新規立ち上げのお手伝いになったのですが、今まだやった事のない事業の場合、最初は大概、うまくいきません。
リスティング広告開始当初は、クリックはされても、ほとんど問い合わせは入ってきませんでした。反応が全くとれないという事は、どこかに問題があるため、色々と内容を変更して問題改善していく必要があります。特に大きく反応が変わったのは、「価格」の変更時でした。
広告運用当初は、一番安いプランで35,000円でしたが、何度も価格の変更を繰り返し今は最安値16,800円です。
半額以下の価格に変更しています。
やはり、最初に知らない会社で商品を購入する時というのは、疑われて警戒されてしまいます。
そのため、いくらページで素晴らしさを伝えたところで、品質の良し悪しを判断する事が出来ないのだと思います。特にペット火葬のようにすぐに悩みを解決しなければいけない事業の場合、十分に検討する時間もないため、価格で選ばれがちです。
競合他社と比較検討され、価格の安いところに問い合わせてサービス内容を確認し、納得すれば依頼するといった流れにどうしてもなってしまいます。価格競争はやってはいけない事なのですが、この場合は、どうしようもありませんでした。
でも、改善を繰り返したおかげで、ホームページの反応率は6.7%を達成しました。
ホームページの反応率の平均は1%前後と言われていますので、6倍近くの反応率を出せたのであれば、まずまずの結果と言えるのではないでしょうか。
クライアントの声
今後の対策
問い合わせが入っても1/3から半分が大型犬の火葬の問い合わせで、ペット火葬業界全体的に大型犬を受けられる業者が少ない状態になっています。
他社と提携するなり、火葬車を用意するなりして、大型犬の火葬を受けられる体制を整える事で、よりお客様に満足を与えられるようにする対策が今後の課題になります。