from 常磐線電車より
新規のクライアントをゲットするために、異業種交流会などで名刺交換する際に「私はマーケティングコンサルタントです。」と伝えたところで、伝えた相手の頭の上には「????」が飛び交い、「あー、そうですか?」と言われるだけ。
興味も関心も持たれない。。
マーケティングコンサルタントは世間的に知られていない職種だし、言ったところで相手は全く何をしてくれる人なのかイメージ出来ない。
だから、サクッとスルーされる。
では、マーケティングコンサルタントにニーズはないのか?と言うとそうではない。
ニーズはある。
しかも、とてつもなくある。
現状のデザイン制作に対して見込み客はとても冷たいのが現実
ホームページ制作やチラシ制作、ロゴ制作などに関しては伝えればすぐに何をしてくれる人なのかをイメージして貰える。
でも、問題は新しく起業する人でない限り、大抵の会社は今までどこかの広告代理店なり印刷会社に依頼してホームページを作ってもらったり、チラシを作ってもらったりしている。
中小企業の社長は大概、今までやった事があるもの、すでに取り組んでいるものにはあまり興味を示さない。
例え、内容を変えれば劇的に反応が高まって集客出来ますよ。
と伝えたとしても、それを受け入れる人は少ない。
結果を出す事が出来なかったものであれば、既にやったけど、うまくいかなかったからダメだ!となるし、結果が出ていれば、それはもうやってもらっている!となり、新規の依頼にはつながらない。
だから、提案内容としては、今までやった事がなくて、結果に繋がりそうな今風のエキサイティングな内容を伝えるのが効果的と言える。
そうすれば、食いついて貰える可能性が高い!!
マーケティングコンサルタントに転身すれば、見込み客の反応が劇的に変わり、いくらでも払う!と言われる
マーケティングコンサルタントとして提供する事はクライアントから言われた事を形にするだけの従来のデザイン制作でない。
集客、販売、リピートまでのプロセスをクライアントと一緒に作っていく事になる。
例えば、集客する際には、リスティング広告(PPC広告)やfacebook広告、youtube広告などを使ってリストを集め、リストに対してステップメールを配信して商品販売用のランディングページにつなげ、その後リピート注文してもらうようにフォローメールを送り続ける。
といった流れになる。
このような事は今までほとんどの制作会社は提案していないし、代行してくれるだけの知識と技術を備えている人も少ない。
特にインターネット上で販売する際には、ITの知識と技術が必要になってくるので、普段パソコンを使っていない社長にとっては、もう、未知の世界のように感じてしまう。
だから、
「インターネットを使って自動で集客して販売する仕組みを作りませんか?」
「広告費を無駄にしない費用対効果の高い集客システムを確立しましょう!」
と伝えれば、ほぼ興味を持ってくれる。
社長は「今までやった事ないし、今の時代はそうゆう事をやるべきだから、やってみよう。」
という流れになる。
だから、ココにはニーズがある。
しかも、今までの制作会社はクライアントから言われた通りに綺麗に作る事しかやっていなかった。
デザインだけでは、結果につながらない事は、さすがにもうクライアントも気づき始めている。
マーケティングコンサルタントになるとデザインに価値が生まれる
なんだかんだ言って、ビジネスの目的は売り上げを伸ばす事。
たくさんの利益を生み出し、余裕が生まれれば、大企業のように多額の宣伝費をかけてイメージ広告を打ち、ブランディングに力を入れるのも効果的となる。
でも、最初の内はブランディングよりもマーケティングが重要。
いかに効率良く商品・サービスを販売し、売り上げを伸ばしていくか?
ここに尽きる。
デザイナーはこの最も重要な部分をお手伝いできる存在になれる。
その事を忘れてはいけない。
商品・サービスを販売するプロセスにデザイナーが活躍する場面は数多くある。
でも、その場面をクライアントはイメージする事が出来ないという問題がる。
マーケティングの事を学んでもらわない限り、具体的なやり方をイメージする事は出来ないのだ。
だから、デザインの依頼を待っているだけでは、デザインに対しての価値は決して生まれない。
それが悲しい現実。
であれば、デザイナーはクライアントに対して商品・サービスを販売するプロセスを明確にイメージしてもらうための情報を提供する存在になるべきだと僕は思っている。
だから、僕はマーケティングコンサルタントに転身した。
うまく伝われば、クライアントの売り上げアップに貢献する事にもなるし、デザイナーとしての社会地位も高められるし、デザインのスキルを存分に発揮できるようになる!と思ったからだ。
実際、やってみて、この選択は当たりだった。
習得するまではお金も時間も労力も相当かかったが、それだけ投資するだけの価値は十分あったと思う。
デザイナーとして伸び悩みを感じていると思われている方は是非、参考にしていただきたい。