茨城県内を商圏エリアとしてホームページのアクセスアップ対策を行う際に、まず最初に考える事はお金をかけずに行うSEO対策になるのではないだろうか。実際、SEO対策を行って茨城県内からたくさんの集客を実現し、売上アップできている会社はある。
しかし、例えアクセスが増えたとしても、売上に繋がらない場合もある事をSEO対策を行う前にしっかりと認識しておかなければいけない。
アクセスを集めるというのは、ネット上で集客していくための一つのプロセスに過ぎない。他の重要な要素を満たす事ができなければ、例え、アクセスが集まるようになったとしても売上には繋がらない。
では、何に注意すべきなのか?をここでは詳しく説明していきたいと思う。SEO対策は時間と手間がかかる作業になるため、是非、実際に行動に移る前の参考にして欲しい。
なぜSEO対策は時間と手間がかかるのか?
理由1:被リンクはあまり意味がなくなり、「本物のコンテンツ」が評価されるようになった
googleが検索エンジンの表示結果を決める基準となるアルゴリズムは時代と共に大きく変化してきた。
昔は色んなホームページからリンクをたくさん貼られているホームページが高く評価され、上位に表示される状態だった。そのため、被リンクを増やす対策を行うSEO対策会社が数多く生まれ、多くの会社がSEO対策を依頼して、リンクを増やしていった。
例え、ページの質はそんなに高くなくても、お金を払って被リンクを増やしていけば上位表示できる状態だった。こういった状態を危惧してかはわからないが、googleはアルゴリズムを大きく変える事になった。
今でも、アルゴリズムの隙間を突いてどうすれば楽して上位表示できるかを考えている人は多い。でも、そんな事を考えるだけ無意味。アルゴリズムは頻繁に変更が加えられているため、間違ったSEO対策はいつかペナルティを受けて検索エンジンの順位が下がったり、表示されなくなる。
だから、必ず知っておくべき事は、「googleの基本理念」だ。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
10個の基本理念の中で最上位に置いているのが「ユーザーの利便性を第一に考えている」という事。だから、キーワードを検索してくる人がどんな情報を求めているのかをしっかりリサーチした上で、ユーザーに役立つ情報を配信していれば、アルゴリズムの変更なんか怖くはない。いつかは必ず評価されるようになるという事だ!
理由2:googleの仕組み上、新しく作ったページが検索エンジンに上位表示されるようになるまでは2カ月から3カ月はかかる
あなたのホームページがgoogleのデータベースに登録(インデックス)され、検索エンジンに表示されるようになるまでは、まず、クローラーという検索エンジンのロボットがあなたのホームページに訪れて発見してもらう事が第一歩となる。
クローラーに発見しやすくするためには、クロールとインデックスとコンテンツの3つの最適化を行う必要がある。ただ、例え、これらの内部対策をしっかり行ったとしても、検索エンジンに上位表示されるには相当な時間がかかってしまう。
私の経験上、2カ月から3カ月の時間を有する。
理由3:1ページが複数のキーワードで上位表示される時代は終わった
また、1つのページが複数のキーワードで表示されるようになった方が楽なため、多くの人は複数のキーワードで上位表示されるように、多くの異なるキーワードを1つのページに盛り込んでいる人は多い。
例えば、「茨城 新築」「茨城 注文住宅」「水戸 一戸建て」の3つのキーワードで上位表示を狙いたい場合、茨城・新築・注文住宅・一戸建てのキーワードを全て1つのページに入れ込んでしまうといったやり方だ。
でも、これからのSEO対策の原則としては、1キーワード1ページだ。
1つのキーワードに特化した良質なコンテンツが高く評価されるようになる。
もう楽して複数のキーワードで上位表示させる事はできないという事だ。
理由4:キーワードによっては全く検索されてなかったり、顧客獲得できないキーワードも存在する
例え、1ページ1キーワードの原則に沿って良質なコンテンツをたくさん作っていったとしても、全然検索されていないキーワードやたくさん検索されていたとしても、顧客獲得に繋がらない場合もある。
ネットで成果を出すというのは、ただ単にアクセスを集められれば、それだけで反応が得られるというものではない。キーワードには3種類のユーザーニーズがある。キーワード検索しているユーザーが何を求めているのか?ここを理解しないまま、闇雲にSEO対策をしていては、全く成果に繋がらない。
理由5:アクセスが増えてもページの質が低ければ顧客獲得できない
SEO対策で上位表示に成功できたとしても、ユーザーの行動心理としては、最初は、疑って警戒している。つまり、複数のホームページを見比べて比較検討される事になる。比較検討された時に、あなたの会社を選ぶ理由がなければ、高い確率で顧客獲得する事はできない。
だから、アクセス先のホームページの質が大きな鍵を握ってくる。ホームページで伝えているメッセージとデザインを変えるだけで反応率は何倍にも跳ね上がるし、逆に質が低ければ、全く成果が出せない場合もある。
だから、アクセスアップ対策ばかりに目を向けてはいけない。重要なのは、顧客獲得するために必要なプロセスを知り、現状のプロセスのどこに問題があるのかをしっかりと見抜く目を養う事だ。
インターネットを使って最短で成果を出す5つのステップとは?
上記の内容をご覧いただければ、SEO対策はかなりの時間と手間がかかり、例えアクセスが集められたとしても、大きな成果に繋げる事は難しいと理解して頂けたかと思う。では、どうすれば、インターネットを使って最短で成果を出す事ができるのか?
成果を出すための5つのステップを紹介するので、是非、参考にして欲しい。
ステップ1:見込み客獲得用のランディングページの作成
まず、最初にやるべき事は、見込み客を獲得するためのランディングページを作る事だ。ランディングページというのは、最初にアクセスしてもらうホームページの事を言う。ランディング=着地という意味。
では、なぜ、最初に商品を販売せずに、見込み客を獲得するのかというと、あなたの会社の商品をすぐに購入しようと思っている人はほとんどいないからだ。今すぐ客は全体の3%しかいないというデータも出ている。
はじめて入るお店には抵抗がある人が多いように、全く知らない商品を購入する際には、あいみつをとったり、実際に会って詳しく話しを聞いたり、無料で体験したりすると思う。
特にネット上は、怪しい情報が多いため、ほとんどの人が警戒心マックスの状態。だから、売り込んだところで他社と比べて安くない限り、最初はほとんど売れない。
まずやるべき事は、いつか購入してくれる可能性の高い見込み客を集める事が重要になる。どんな人が自社の商品を購入するかを明確にし、見込み客が興味を持って知りたいと思う内容をプレゼントする事によって、見込み客のリスト(メールアドレスや住所など)を集められるようになる。
具体的にどんなページが必要かというとこういったページになる。
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このページのメッセージとデザインの質によって、リストを獲得する確率が変わってくる。だから、絶対に手を抜いてはいけない。見出し、小見出し、オファーの内容、レウアウト、画像、カラーなど全てに気を遣って作成する必要がある。
ステップ2:自社の良さを知っていただくために教育用の情報を伝える
見込み客を獲得したら、見込み客に価値ある情報を発信していくステップに入る。メルマガ、ライン、facebook、youtubeなどを使って獲得したリストに対して価値ある情報を伝え続けていけば、自然とあなたの会社の良さが伝わり、信用も得られて、数ある会社の中からあなたの会社が選ばれるようになる。
インターネットツールのみに固執しないでリアルの方法も絡めた方が効果的
また、教育用の情報発信は別にネット上だけで行わなくても良い。最初に見てもらうランディングページで無料相談や無料体験に繋げていけば、リアルで会って話しをする事ができる。それに、ネット上の情報提供の価値は低い。できれば、リアルに繋げた方が伝わる情報の価値は高まる。
例えば、ジムや美容室、治療院、住宅会社、エステなどの場合、無料体験や無料相談、半額などでオファーを作っていき、伝えているメッセージが魅力的であれば、高い確率で見込み客は反応してくれる。
そして、会ってからどうすれば見込み客が抱えている悩みを解決できるかを詳しく伝えていった方が成約率は高まる。ただ、リアルで会って話しをするのは一回限りで終わってしまう事が多い。それに、限られた時間の中では多くの情報を伝えられないし、信頼を得るのも難しくなる。また、忘れられてしまうといった問題も抱える事になる。
だから、継続的に情報発信していく事が重要になる。継続的な情報提供をリアルで行っていくと1対1でしか伝えられないので、レバレッジが効かなくてしんどい。だから、インターネットのツールを活用するのだ。
インターネットツールを使って継続的に情報発信し、見込み客との関係を維持する
メルマガであれば、メルマガ登録してくれた人全員に一度のメールで情報提供できる。facebookやlineで友達になってもらえれば、継続的な情報提供をタダで行える。さらに、継続的に情報発信していれば、ザイオンス効果といって、相手に対しての好感度や信頼度が上がっていくし、専門家として一目置かれるようにもなる。だから、インターネットのツールは使い方次第では非常に便利になる。しかも、タダ同然だ。使わない手はない。
ステップ3:顧客獲得につなげるためのセールスページの作成
ネット上で見込み客に対して役立つ情報を発信していれば、それだけで勝手に顧客が増えていく事もあるが、より高い反応を得るためには、顧客に繋げるためのセールスページがあった方が良い。
自社が提供している商品の良さや競合他社との違い、今までのお客様の声などを掲載して、申し込みたいという気持ちになってもらうページの事だ。ここに関しては、現状存在するホームページのほとんどが売り込みの情報が主体なので、説明する必要もないかもしれない。
ただ、現実としては、ほとんどのホームページはネット上で成果を出せていない。
その理由は、最初から売り込んでしまっているからだ。
見込み客に対していきなりセールスしてしまうと警戒されて逃げられてしまう。だから、最初は売り込みはせずに、見込み客に役立つ情報を提供していく。徹底的に価値提供を行い、信頼関係を築いていく事ではじめて「では、あなたの会社の商品を購入する事でどんなメリットが得られるの?」という話しになる。その段階でセールスした方が効果的と言える。
ステップ4:ランディングページを宣伝するためのアクセスアップ対策
ネット上でもリアルでもどんな方法でも良いので実際に商品が売れるかを確認するのがまず先決。
一連のプロセスで見込み客を高い確率で顧客化できるようになり、広告費を使っても十分な利益が得られると予測できる場合は、次のステップに移れる。
商品単価が安すぎて、広告費にお金を使ったら、利益が全然残らなかったり、セールスしても商品が売れない場合は、商品や営業のどこに問題があるのかを見つけて事前に改善しておく必要がある。
SEO対策してアクセスさえ得られるようになれば、それだけで売上は上がると言っている専門家もいるが、そんな事は決してない。アクセスアップ対策はビジネスで成果を出すための一つの要素に過ぎない。
アクセスアップ対策のみに問題を抱えている状態であれば、対策を施せば売上が上がる。
でも、アクセスアップ対策以外に問題を抱えている場合、アクセスを集められたとしても一向に売上は上がらない。
だから、1〜3のステップが重要になる。そして、1〜3のステップがちゃんと機能するかを確認するためにも、すぐにアクセスを集めて数字をチェックをする作業が大切になる。
宣伝するページはセールスページではなく見込み客獲得用のランディングページ
おそらく、ほとんどの人はこの段階になっても、見込み客獲得用の宣伝には抵抗を感じているだろう。セールスページを宣伝した方が早く売上を上げられると感じる人は非常に多い。実際、ネット上ではセールスページばかりが宣伝されている。
でも、これに惑わされてはいけない。ネット上で圧倒的な売上を上げている会社のほとんどは見込み客獲得用のランディングページを宣伝している。
ただ、セールスページの宣伝でも反応がとれる業種はある。どうゆう業種かというと、見込み客が悩みをすぐに解決したい!と思っている場合だ。例えば、鍵の修理・ペットの出張火葬・水周りのトラブルなどになる。
検索してみれば、セールスページがたくさん現れてくるのを確認できるだろう。このように、すぐに解決しなければいけない悩みであれば、セールスページでもちゃんと反応がとれる。でも、そういった業種は非常に限られるというのはしっかりと理解しておかなければならない。
ランディングページを宣伝するために必要なアクセスアップ対策は色々ある
アクセスアップ対策を行う際には、無料と有料の方法がある。facebookやtwitter、youtubeなどのsnsを使えば、無料ですぐにアクセスを集める事ができる。ただ、問題は友達の数が多くない限り、一気に大量のアクセスを集める事は出来ない事だ。それなりの数で検証できなければ、本当に仕組みが機能して売れるかを確認する事ができない。
だから、10万円〜20万円の広告費を使ってリスティング広告やfacebook広告を行い、検証する事をオススメする。インターネット上の広告はクリック課金といって成果型の広告がほとんど。タウン誌広告や新聞折込などの広告と違い、ホームページを見てもらった時にしかお金が発生しない。だから、適切な運用ができれば、非常に無駄のない広告運用ができる。
タウン誌広告や新聞折込の場合、反応が得られても得られなくても多額なお金が一気に失われてしまうし、どこに問題があるのかを見つけづらい。でも、インターネット広告の場合、全てのプロセスを数字でチェックできるため、問題点が明確になる。
つまり、集客から販売までのプロセスのどこに問題があるかを見つけ出し、改善していく事ができるようになるという事だ。だから、最初はseo対策を行うのではなく、有料広告を使って一気にアクセスを集めて、問題を見つけ出す作業を行うべきだ。
無料で出来るアクセスアップ対策
- SEO対策
- line
- google+
- youtube
- など
有料のアクセスアップ対策
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- facebook広告
- youtube広告
- など
ステップ5:費用対効果の高い売れる仕組みが出来上がったら、SEO対策をしっかり行っていく
キーワード検索した時に検索結果の上と横に広告が表示されるリスティング広告で宣伝をしていくと、どのキーワードで反応がとれるかは明確になっていく。さらに、見込み客獲得から販売までのプロセスも改善し続ければ、費用対効果が高まり、安い広告費で多くの顧客獲得もできるようになっている筈だ。
この段階に来たら、SEO対策をしっかりと行う土台が整った事になる。検索エンジンを利用する人の中には、広告欄のホームページは広告だからクリックしないという人も意外と多い。
SEO対策を行い上位表示させる事ができるようになれば、有料と無料のどちらからもアクセスを得られるようになり、一気に飛躍できるようになる。
万全な体制を整える事によって、参入障壁も作れて競合他社が同じ市場に入ってくるのを防ぐ事もできるため、有料広告だけでなく、SEO対策も行った方が良い!
まとめ
ビジネスを行っていく上では、SEOが全てではない。集客から販売までのプロセスが重要であり、集客の一部の対策としてSEO対策がある。ビジネスにおいて必要な要素は「商品」と「集客」と「営業」の3つ。この3つの内、どこが足りてないのかを自分の中で見つけ出し、改善していく作業が何よりも大切。
SEO対策を行い、集客だけを強化しても他が弱ければ大きな売上には繋がらない。また、集客をしていく際には、SEOだけでなく、他にも色々な方法がある。SEO対策ばかりに目を向けるのではなく、全ての方法のメリットとデメリットを把握し、今の自分にとって最優先で取り組むべき課題は何かを見つけ出し、優先順位をつけて取り組む事が最短で成果を出す道のりと言えるだろう。