「いつも一生懸命働いているのに常にお金に困っている状態から抜け出せない。」
「会社は好きだし、仕事自体は楽しいけど、将来の事を考えると不安でしょうがない。」
このような経済的な不安を抱えている人はとても多いです。
特に今の日本は昔と違って会社も国も僕たちの将来の面倒を見てくれる事はありません。
- 退職金は貰えない。
- 貰える年金の額は少なくなる。
- 日本は借金まみれで、税金はどんどん上がっていく・・・。
このような問題から抜け出すためには、まず、お金を稼ぐための4つの生き方を知り、将来どうなりたいかを決める事が重要である事を金持ち父さん・貧乏父さんの第二弾の本「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」では書かれてあります。
金持ち父さんの本には稼ぐための具体的な手法はほとんど載ってなく、価値観の違いについて永遠と書かれていますが、、ナポレオン・ヒルが言っているように、「思考は現実化する」ってのは本当です。
本当に自分が思っている事が結果となります。
だから、金持ち父さんは最も重要な事を伝えてくれていると僕は思っています。
経済的にも時間的にも自由になれる道があるのに、それに気付けなかったというのは避けて頂きたいので、金持ち父さん・貧乏父さんの本を読んでいない方は是非、この記事を参考にして頂ければと思います。
キャッシュフロークワドラントとは?
キャッシュフロー・クワドラントはE・S・B・Iに区切った4分割の図からなりたっています。キャッシュフローは「お金の流れ」でクワドラントは「4等分」という意味になりますね。
E | Employee(従業員) |
S | Self Employee(自営業者) |
B | Business Owner(ビジネスオーナー) |
I | Investor(投資家) |
どんな人でもこの4つのタイプのどれかに属し、お金を生み出しています。そして、それぞれのタイプで考え方がまるで異なるため、得られる結果が変わってきます。
結果にどのような違いが生じるのかと言いますと簡単に言ってしまえば、
- 従業員と自営業者は自力で稼ぎ続けるため、一生、お金のために働く事になり、自由な時間が得られない。
- ビジネスオーナーと投資家は他力で稼ぐため、いつかは経済的にも時間的にも自由を得られる。
となります。
これは考え方の違いになりますので、どんな人であっても、考え方が変われば、違うクワドラントに移れます。だから、まず、右側のクワドラントの考え方に近づけていきましょう!と伝えているのが金持ち父さんで伝えたい趣旨になっています。
それでは、それぞれのクワドラントで具体的にどのような考え方の違いがあるのかを詳しく解説していきたいと思います。
クワドラントに属するそれぞれの考え方の違い
従業員の考え方
「安定」とか「保証」を重視しているので、契約社員よりは正社員が良いと思ってますし、福利厚生が充実した会社に就職する事を望んでいます。
親や学校からは「いい成績をとって、いい学校にいって、いい会社に入って定年まで働く事」が正しい事だと教わっているので、その道が正しいと信じ込んでいます。だから、いい会社に入るために資格をとる事を生き甲斐にしている人が多いのもこのクワドラントの特徴です。
嫌いな事
- リスクを負う事。
- 不確かな事。
- 投資(危険だと思っているから)
- せっかく貯めたお金は決して失いたくない。
良く使う言葉
- お金には興味がない。
- お金が全てではない。
- 収入の範囲で生活費を切り詰めろ。
- 持ち家は最大の投資だ。
- 重要なのは、給料だ。
- 投資は危険だ。損はしないようにしろ。
仕事の安定を重視した考え方ですと、会社にリストラされないように一生懸命仕事に励む事になります。お金に興味がないと言いつつ、結果としてお金のために働き続ける事になります。一生懸命働いた結果、さらに忙しくなり、家族と過ごす時間がなくなり、家庭が崩壊していくなんて話は良く聞く話です。 |
自営業者の考え方
「人に使われたくない。」とか「自分の好きな事をやりたい」と思っている人は、誰にも依存しないで、何でも自分一人でやろうとします。自営業者は何でも自分一人で出来てしまうとても優秀な人が多いので、人になかなか任せられません。
だから、自分のやり方が一番正しい。と思い込んでいる人はとても多いです。
嫌いな事
- 完璧主義の傾向があるため、人に任せる事が苦手。
- 働く事が生き甲斐。だから、自分が働かないという選択肢はない。
良く使う言葉
- 仕事を手伝ってくれるような優秀な人間がなかなか見つからない。
- 誰も自分より上手くできる人はいない。
集客も営業も商品提供も全て自分一人で行っていると繁盛すればする程、お金は得られるようにはなりますが、どんどん自由な時間はなくなり、身体に大きな負担がかかるようになります。病気で仕事を休んでしまえば、その間は全く収入は得られません。だから、必死に働き続ける事になりますが、いつしか、好きではじめた仕事も疲れ果てて好きではなくなってしまったという方もたくさんいます。 |
ビジネスオーナーの考え方
ビジネスオーナーは自営業者とは真逆で、自分より上手く出来る人を集め、他人に任せたいと思っています。自分より上手く出来る人がいれば、何も自分がやらなくても良いと思っています。
仕事の安定ではなく、経済的・時間的自由を得る事を大事にしているので、常に自力ではなく、他力を使って自動化させる事を考えています。また、他人を巻き込みレバレッジを効かせる事を意識しているので、リーダーシップ力を磨き、教育に力を入れています。
嫌いな事
- お金のために一生働き続ける事
- お金よりも重要な事(家族と過ごす時間等)に時間を避けられない事
良く使う言葉
- お金より人生の方が大事だが、人生を支えてくれるお金も大事。
- お金や他の人を自分のために働かせる方法を学びなさい。
- 一生懸命働くのではなく、賢く働け。
ビジネスオーナーは他力で収入を生み出すシステムを作っているので、軌道に乗ってしまえば、自分がいなくても収入が生み出されるようになります。システム作りと教育のために働いているので、働ければ働く程、経済的にも時間的にも自由を得られるようになっていきます。 |
投資家の考え方
投資家はお金を運用する事でお金を生み出す事が出来るため、このクワドラントでも成功すれば、経済的・時間的自由を得られるようになります。ビジネスオーナーと投資家で共通しているのは、「他力」を使うという事です。
金持ち父さんで紹介されているのが、不動産を購入する際に借金したとしても、借金の支払いよりも家賃収入の方が多ければ、不労所得が得られますし、不動産を買った金額よりも売る金額が高ければ差額の利益を得られるという事です。
金持ち父さんの本の影響でたくさんの人が不動産投資を行い、中には成功して、大きな資産を築いた方もいらっしゃいます。
嫌いな事
- 資産ではなく、負債が増える事。
良く使う言葉
- 投資が危険なのではなく、無知である事が危険。
- 投資にお金をつぎ込む前に自分の教育にお金をかけなさい。
資産とは自分のポケットにお金が振り込まれる事を言います。そのため、支出を生み出すものは負債です。多くの人は持ち家は資産だと言っていますが、投資家は持ち家は負債だと言っています。住宅ローンの支払いが終わっても修繕費や固定資産税で支出が発生し続けます。 |
ビジネスオーナーか投資家にならない限り、常に経済的・時間的な問題からは逃れられない
好きな事を仕事にすれば、仕事自体は楽しいと思いますし、ずっと続けられるとは思いますが、経済的・時間的な問題からは決して逃れる事は出来ません。
だから、金持ち父さんは「将来何をするか」ではなく、「将来どうなりたいか?」を早く決めてそのための行動をとる事を強く勧めています。
僕もデザインの仕事が好きでデザイン会社に就職した時は、仕事をやっている時はとても楽しい時間を過ごしました。でも、決してお金の問題から逃れる事は出来ませんでした。
また、独立して自営業のデザイナーとして働くようになってからは、忙しくなればなるほど、お金は稼げるようになりましたが、時間がなくなり、どんどん身体に負担がかかるようになってきました。
金持ち父さんが言っている事が完全に当てはまっていた事を身をもって体験してきたのです。
だから、あなたも「将来こうなりたい!」と思う理想的な状態と今の状態がかけ離れている場合は、じっくりと自分の考えを見直す必要があります。
一番早いのはメンターを見つける事
今、理想的な状態が得られていない場合は、必ず、考え方に大きな違いがある筈です。
まずは、現状の自分の考えのどこに問題があるのかを見つけ出す作業が大切になります。見つけ出したら、自分の理想を実現するために考え方を変えていかなければなりません。
一番てっとり早い方法は金持ち父さんも言っているように、「メンター」を見つける事です。既に理想的な状態を掴んでいる人は必ずどこかにいます。そういった方を探し出して距離感を近づけていけば、徐々に自分の考え方が変わっていく事を実感できるかと思います。
はじめはあまりの違いに面食らってついていけないかもしれませんが、そこは頑張ってしがみついていってくださいね。諦めなければ必ず道は開けますので!!
-山本 猛
こんにちは。
ランキングから来ましたミラです。
4タイプのそれぞれの考え方、納得です。
現実が理想とかけ離れているというのは、理想の考え方になっていないということですね。
こんにちは、にゃおすと申します。
投資家が使う言葉「無知は危険」。
確かに人は得体の知れないものに恐怖を感じます。知識を持てば、投資に対する見方も変わっていくような気がします。
また、私は結構頑固で一人で何でもやろうとします。でもだからこそ独学はやっぱり限界があると痛感しているので、「メンター」さがしは必須だと思いました。
いろいろ学ぶことがありました。ありがとうございます。