ビットコインと聞くと外人が謝っているニュースがテレビで大々的に取り上げられたので、ビットコインって無くなったんじゃないの?危ないんじゃないの?というイメージを持たれている人がほとんどです。
それに、日本人は外人と違ってお金の教育を受けている人はほとんどいないため、貯金する事しか考えていません。そういった中、インターネット上の通貨と言われても????でピンと来ないのは当たり前と言えば当たり前。
でもですよ。
ビットコインの情報を正しく理解してもらえれば、きっと将来面白い事になるんじゃないか!と思ってもらえる筈です。是非、この記事をじっくりご覧になってみてください!
世界共通の通貨を作るというビットコインのアイデアの元となった問題とは?
どんなモノも問題を解決するために生まれてますので、ビットコインが生まれた背景にも大きな問題がありました。
各国が抱える通貨の3つの問題
問題1:海外への送金に時間がかかり、高い手数料がかかる。
上記のサイトをご覧になって頂ければ分かると思いますが、海外送金には、結構高い手数料がかかり、入金されるまではアメリカだと翌日着金、ユーロッパだと3〜4日後着金、アフリカだと1週間程の時間がかかります。
問題2:海外に旅行する際に現金を外貨に交換するのが面倒臭い。
海外でお買い物をする際には、いちいちレートを確認しながら円を外貨に両替する必要があり、また、ここでも手数料が発生します。
問題3:財政が不安定な状態だと、お金が使えなくなったり、お金に税が課せられる事もある。
最近では、キプロス危機が有名で2013年にキプロス共和国で国民の銀行預金に課税を行うという厳しい対策が行われました。
そんな酷い事するなんて許せない!と多くの人は思うでしょうけども、なんと戦後の日本でも同様の対策は行われているのです。
第二次世界大戦後、日本政府は預金封鎖を行い、国民の預金を下ろせないようにし、財産税を徴収して国が抱えている借金を帳消しにした事があります。
このような問題を抱えていて困っている人が多いので、インターネット上に世界共通の通貨を作って、世界中の人達が誰でも利用できて、手数料がかからなくて、瞬時に送金が可能な通貨を作ってしまおう!
と考えて作り出されたのがビットコインです。
メールを送る感覚で世界中の人達とお金のやりとりが出来る!どっかで中を抜かれるなんて事は一切ないんです!
素晴らしいアイデアですよね!
ビットコインは一体誰が作っているのか?
ビットコインは、2009年頃にナカモトサトシという方が発案して、そのアイデアに対して面白いと思ったITに詳しい方々が集まって作っていったそうです。
プログラムの事は難しくて良く分かりませんが、世界中で利用されているので、セキュリティ上の問題はないと言えます。
では、マウントゴックス社が破綻したのはなぜ?危ないんじゃないの?
一時、世間を騒がしたマウントゴックス社の倒産はビットコイン自体には問題がなかったという事も明らかにされてます。ビットコインのセキュリティに問題があってハッカーに盗まれたのではなく、99%内部不正による問題だったそうです。
つまり、円に置き変えれば、銀行に預けられているお金を銀行内の誰かに盗み出されたのと一緒の理屈です。
ビットコイン自体が悪いのではなく、ビットコインを売買できる取引会社が悪かったという事ですね。
2015年1月1日の読売新聞でも一面の記事になっていますので、間違いありません。
ビットコインが通貨というのがイマイチ理解出来ない方へ
そもそもお金って何か?を考えてみてください。
遥か昔から何かを手に入れるには、「価値」と「価値」を交換して手に入れるようになっています。
例えば、コンビニでおでんを買ったとします。
おでんを手に入れるために「お金」という価値を支払っている訳ですよね。
そのお金を受け取る人が価値を感じているかどうかが問題であって、支払うお金と同等の価値を渡せれば、何だっておでんと交換する事が出来るという事になります。
セブンイレブンではnanacoポイントがお金と同等の価値があると決めているから、商品とポイントを交換出来るようになっている訳ですよね。
外貨だってお金ですが、日本では使えません!
ドルやユーロ、元だってお金ですが、日本のコンビニでは使えないですよね。
銀行に行って円に両替してくるしかありません。
ビットコインも同じで、世界で流通してはいますが、日本ではまだビットコインを信用して価値を感じている人が少ないため、お店にビットコインの決済システムは導入されていません。
でも、これからビットコインを信用して、価値を感じる人が増えれば、日本でも通貨として成り立つ時代がやってくる可能性だって大いにある!と僕は考えています。
楽天カンファレンスで三木谷氏はビットコインでの決済をおそらくいつかは導入すると発表
三木谷氏は「(楽天サービスへの導入は)考えてはいるし、おそらく使うと思うが、時期は企業秘密だ」と2015年2月23日に開催された「楽天金融カンファレンス2015」で名言しています。
対談しているのはペイパルの創業者になるのですが、ペイパルでは既にビットコインでの支払いに対応していく方針が固まっています。
このように様々な企業が今後、ビットコインでの支払いに対応していくようになったらどうでしょう?世界中の人がビットコインを所有するようになったらどうでしょう?
通貨の問題で越えられなかった壁をこえ、世界中がマーケットになります!
会社だけでなく、個人間でのやりとりも簡単に出来るようになる訳ですから、様々なビジネスチャンスが生まれるようになるでしょう。
本当に、革新的な発明だと思います!
ビットコインの世界の流通量は既に8000億円!なぜ、これだけ信用されているのか?
いくら革新的な発明で便利な通貨になる可能性があるとは言え、なぜ、これだけ信用され、流通しているかと言いますとその一つの理由が儲かるから!です。
ビットコインは株やFXや金等と同じように投機的な側面もあります。で、どのぐらい価値が高まったか?と言うと他の金融商品では考えられないぐらいのとんでもない値上がり率です。
2400円分のビットコインが3年後に1800万円になる等、投機的な面で購入している人も多い!
まだビットコインが作り出された頃の2009年時には、ビットコインは1円もしませんでした。で、ノルウェーの男性が遊び感覚で2400円分のビットコインを購入。
4年後の2013年には1800万円になっていたので、現金に換えて家を建てたそうです。まだまだビットコインの購入者は多くないため、今後購入する人が増えれば、価値がどんどん高まっていきます。そのため、今の内に仕込んでおいた方が良いと考え、世界的に有名な投資家も目を付けて買い漁っています。
管理のカラクリが画期的で信用できる仕組みだから
ビットコインは金と同じように発行される数が限られているため、一定の価値が保たれる
ご存知の方も多いと思いますが、金の量は地球上でとれる埋蔵量が限られているため、信用されていて、一定の価値が保たれています。
同じくビットコインも発案者達がビットコインの価値を保つため、流通量を制限する仕組みにしています。2100万ビットコインが上限でそれ以上は作られない設計になっています。
利用者全員で取引履歴を管理できるため、不正が出来ない仕組みになっている
例えば、僕が田中さんに10ビットコインを支払ったとします。そうするとビットコインを保有している佐藤さんは、僕が田中さんに10ビットコインを支払った情報が暗号化されたデータを共有できるようになっています。
暗号化されているため、誰が誰に送ったかは分かりませんが、全員でデータを共有しているため、データを改竄する事は出来ない事に繋がり、不正が出来ない仕組みになっているという事です。
以上の理由から、ビットコインは信用できる!これから多くの人が利用するようになるだろう!と考えて世界中で購入者が増えているのは紛れも無い事実です。
未来の事は誰にも分かりませんが、僕は日本でも広まっていくだろうと考え、ビットコインを購入しました。
今後、日本でも色んなお店で利用できるようになる事を願っています。
-山本 猛